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ニューズレター スマイリング・ビューティー

スマイリング・ビューティー 第41号 2010年09月発行

ニュースレタースマイル・ビューティー

院長コラム

お盆が過ぎても毎日の猛暑、熱帯夜が続いていましたね。埼玉では予想以上に熱中症になられた方がいたそうですが、あなたはいかがお過ごしですか?

我が家は、この夏、長男に水イボができてしまい、ちょっとした騒ぎになってしまいました。
「ほっておく」というのもひとつの考えのようで、最初は様子を見ていたのですが、数が増えてきてしまいました。こうなると、さすがにほっとくわけにもいかなくなりました。
嫁さんの知り合いの皮膚科の先生に相談してみると、息子の場合は、取ってしまうのが一番だろうとのことでした(状況によって違うそうなので、あくまでも息子の場合です)。
主な治療法としては、「ピンセットで取る」「硝酸銀で焼く」「液体窒素を使う」「漢方などの薬を飲む」があります。
麻酔薬のテープが入手できましたので、それを皮膚に貼って1時間してから専用ピンセットで取ります。それでもまだ多少は痛い様子。それなりに出血もしますので、父親に似て小心者の長男は、大騒ぎです。
イボを取ったあとには、ゲンタシン軟膏を塗って、その上から絆創膏をつけました。傷は、翌日には落ち着いて、ホッとしました。
水イボは、免疫ができてくると自然に治るそうですが、もともと息子は皮膚が弱いほうで、親ばかとは思いますが、結構増えてきているのでまた出来てこないかと心配です。

話は変わって、去年と同様に今年も、今月始めに韓国にEBIというインプラントのセミナーへ出席することになりました。参加される先生方のレベルも高く、大いに刺激を受けて帰ってきます。

こういう先生と交流するだけでも治療へのモチベーションもあがります。一生勉強ですね。
このセミナーは、かなり強行日程での研修会で有名です。みっちり、といった表現がぴったりです。韓国にまでセミナーに出かけるのに、文字通り行って帰ってくるだけで、観光などできる時間はありません・・・。研修か、食事か、寝ているか、といった状態です。すごく慌しいのですが、自分でも知識と技術が、スキルがどんどん吸収されているのが分かります。今月はまた別な日に、日本口腔インプラント学会の総会もあります。今回は北海道です。勉強が生かされるようにがんばります!

先日、新しく出来た鴻巣市中央図書館が家の近くになったので息子と一緒に初めて行きました。そのとき、職員の方に書籍の献本・寄贈も申し入れたのですが、あっさり断られてしまいました。私は本を結構買い込んでしまうので、読み終わった本が置き場所に困るほどあります。新刊本も結構あり、古本屋さんに持っていけば売れるのですが、多少なりともお役に立てればと思ったのです。今は、地元の鴻巣関係の書籍以外は、受け付けていないそうです。管理が大変なのか、いろいろ理由があるのでしょうね。
新しい図書館ではDVDなどの情報メディアも貸し出ししています。近いので、今度また覗いてみたいです。

もっと・ちょっと・きっと 役に立つ歯のおはなし 歯の喪失と認知症

増える認知症患者

認知症患者は日本全国で170万人以上、65歳以上の高齢者全体のおよそ5%程度と言われています。何らかの原因で人間の知能に不具合になった状態を認知症といい、認知症は加齢に伴う通常のもの忘れと違って、時間・場所や、自分の目の前にいる人が自分とどういう関係にあるのかなどがわからなくなり、ついには日常生活も困難になります。
認知症は進行も早く、家族や地域のサポートが不可欠な病気でもあります。
認知症は、脳の病気のように思っている方もいるかもしれませんが、最近の研究では、歯周病などにより歯が失われることで、認知症のリスクが高まるとの報告もあり、「歯を抜くようなことになると認知症になる」といううわさもあながちウソではありません。そのため、歯周病予防の重要性がますます注目され、いつまでたってもきちんと噛めることの意義も大きくなっています。

よく噛めるということ

 高齢者にとって、よく噛むことは脳の活性化にもつながり、健康的な生活を送るためにも大きな意義があります。義歯の不具合によって、ふさぎがちだった80代の女性が、口内ケアにより何でも食べれるようになり、活動的な日々を取り戻したケースもあります。
歯は単に「ものを噛む」働きだけでなく、歯を包む歯根膜から神経を通じて、脳への刺激を送る役割も果たしています。噛むことは記録力と深い関わりのある海馬の活性化を促し、高齢者に明らかな変化があったとの実験結果もあり、また海馬だけでなく、情緒や感性などを司る右脳の前頭前野も活発になったこともあり、しっかり噛めることが認知症発症との関係していることがうかがえます。
 義歯であっても、自分で咀嚼(そしゃく)して食事のできる高齢者の多くが活動的に比べ、噛むことができない人は家に閉じこもりがちになる事も分かってきました。
 高齢者にとって、食べることは生きがいであり、咀嚼の有無は高齢者の自立や社会生活、生活の質と深くかかわっているのです。
 寝たきりや認知症であっても、口の中をケアし、義歯や噛み合わせの状態を調整することで食べることができるようになり、症状が改善することもあります。
 しかも、口から食事を取らなくなってしまった高齢者も、①体を起こして適切な姿勢をとる②口の中をケアする(口内をきれいにしたり、口の周りの筋肉や舌のマッサージ、義歯の調整など)③食べ物の形(刻み食など)を口の機能に合わせる、を行うことで、再び食べることができるようになりえます。まずは、歯医者に相談してみてください。

口内環境を整える重要性

食は最後まである欲求。口から食べれないことは精神的にもつらい。高齢者は元気なうちに歯の治療をしておくことが大切です。
 そのために、歯を失う理由の一番に挙げられる歯周病に罹らないようにすることが大切です。
 歯周病は、口腔内の「歯周病原性細菌」によって引き起こされる感染症で、免疫力で排除できなくなると、組織内に深く進入して炎症と組織破壊を繰り返し、歯周病を発症させ、やがて全身へと波及していき、心臓や脳、糖尿病への影響も表れるようになります。
 予防のためには、まず口腔内の環境を整えることです。歯周病の進行には、歯垢(プラーク)や歯並び、噛み合わせなどの影響するので、まめな定期検診は必須です。比較的軽い歯肉炎の段階であれば、歯を失うほどの歯周病にならずに済みます。
また、歯周病を進行させる要因として、ストレスや喫煙も挙げられます。できる限りストレス解消や節煙・禁煙を心がけ、「8020運動」で提唱しているように少しでも自分の歯でものを食べれるように努めていってほしいと思います。

歯がなくなるということは、認知症のリスクを高めるというだけでなく、味覚を鈍くさせ、生活の質を落としかねません。これからますます進む高齢化社会にむけて、自分自身がきちんとした意識をもち、予防していってほしいものです。

むし歯の歴史1

考古学では、ヒトの化石から4万年も前から人類がむし歯にかかっていた事がわかっています。むし歯は古くからある病気ではありますが、農耕文明が発達すると急激に増えはじめます。イモ類や麦や米などの穀物を栽培したり、煮たり焼いたりして食べるようになったのが原因だと考えられています。
火で調理したでんぷんが歯や歯肉などに付着して、口の中で細菌の繁殖する原因になったのです。日本で は、稲作が各地に広まった弥生時代からむし歯が増加したと考えられています。
ヨーロッパでは、18世紀ごろから砂糖が庶民の間でも食べられるようになりました。ヨーロッパの先進国は世界各国の植民地でサトウキビのプランテーション(大農場)を作り、砂糖が一大貿易品になり、流通するようになったからです。20世紀は、砂糖の大量消費時代になり、むし歯大流行の世紀でもありました。 
最近の研究では、狩猟採集時代である縄文時代でも、どんぐり、トチ、クルミを粉にしてクッキーを焼いてたり、原始的な稲作をしていて、それ以前の狩猟採取時代よりもむし歯になりやすかったようです。
そして、農耕が発達して食生活が豊かになった弥生時代では、江戸時代を超えるほどむし歯が増えていました。弥生時代には人口が急増し、弥生人が高度な農耕技術を持っていたことがこのころからもわかります。 

簡単節約生活

 今年の夏は異常なほど暑くて、ペットボトルの飲み物が品薄になるほどだったようです。そんな中、毎回自動販売機で飲み物を買うのも痛い出費と多くの方がマイボトルを持参していたのを見かけました。節約もあるでしょうが、だいぶエコの心が広がっているのを感じました。
 マイボトルと並んでエコグッズとして浸透しつつあるのが、「マイ箸」
マイボトルに比べて、環境に配慮する面が強くて、節約術には関係ないように思われがちですが、「マイ箸」を持っている事で節約にもなるのです。今回は、「マイ箸」での節約術を伝授します。
 数年前からに居酒屋「酔虎伝」や「八剣伝」などを運営するマルシェが、環境問題に積極的に取り組むために「愛のマイ箸1億人運動」を提唱し、マイ箸持参するごとに1ポイントを付けていき、10ポイントで5百円の割引券として使えるのお客様に「マイ箸ポイントカード」を発行しています。マルシェグループ店では、持参し忘れても大丈夫なように店内で「マイ箸」の保管もしてくれるそうなので、多くの人が気軽に利用されているようです。このように「マイ箸」を持参すると特典や割引を提供しているお店は、全国に増えて来ています。
 「マイ箸クラブ」「二本!?マイ箸協会」では、「ビールやデザート無料」「コース料理を5%割引」など特典や割引が受けられるところを掲載しています。関東では、まだまだ少ない取り組みではありますが、マイ箸持参を推奨しているエコイベントやふと入ったお店で思わぬ特典を下さるところもありますので、お出かけの際はぜひ持参してみましょう。

 また、レストランや飲食店だけでなく、宿泊プランとして、京都の三木半旅館や山中湖秀山荘など特典をつけている宿などもあります。旅行を計画する前にチェックして、賢く旅行するのもいいですね。

 「マイ箸」というと、携帯用の箸をわざわざ用意しなければと思われがちですが、自宅で使っていない箸をハンカチやてぬぐいに巻いて持ち歩けば、もう「マイ箸」なのです。わざわざ揃えなくても、今から出来るエコと思えば、マイボトルよりも手軽にできますね!

マルシェグループ http://www.marche.co.jp/index.html
マイ箸クラブ http://myhashi-club.net/
二本!?マイ箸協会 http://www.myhashi.net/new.html

そうだ、旅へでよう インド コーチへの旅

 インドカレーは食べたことがある。流行った時に「踊るマハラジャ」を観た。白亜の霊廟(れいびょう)タージマハールがインドだにあるという事は知っている。
 それでも、意外に身近なようで遠い国なのが、この国ではないでしょうか。
 そんな中でも、初めて行った際にもっともインドの印象を変えたのが、南インドのコーチ(コーチンとも呼ばれています)です。
 コーチは南インドの最南端、ケーララ州にあり、南西インド洋に面した南国の雰囲気あふれるリゾート地です。貧富の差が激しいインドで多くの数学者や天文学者を生み、国内でもめずらしく識字率100%。幼児死亡率も先進国並みという州としても有名なところでもあります。そんなコーチの魅力を今回はご紹介していきます。

行き方
南インドのコーチンには、飛行機ならシンガポール経由で行けます。南インド全体を見て周りたい方が多いので、チェンマイやムンバイから飛行機や電車で移動してくる方も多いみたいです。空港から市内へは30kmとちょっと離れていますが、空港バスは運行しています。

大都市だけど
南西インドで一番の商業と工業の街コーチ。かつて胡椒の産地として、ギリシア・ローマ、そしてヨーロッパの商人たちが「海のシルクロード」を辿って目指した地でもあり、ほかのインドよりも裕福であるせいか、他の都市に比べて街中はとてものんびりした雰囲気。だからか、ゾウも道路を歩いています。


芸術的な風景 
海に行くと、並んでいる大きなオブジェのようなものがチャイニーズ・フィッシング・ネット。網を海中に沈め、ロープで丸太を引っ張って網を引き上げて漁をするもので、古くから貿易で栄えたコーチには中国からの船もたくさん来ており、中国からこの一風変わった漁法が伝えられたらしい。今は観光用がメインみたいです。

ヴァスコダ・ガマが眠る地
以前ポルトガルのリスボンの紹介でヴァスコ・ダ・ガマが世界一周への航海に出た地を紹介しましたが、ここコーチの聖フランシス教会は、彼の墓がある教会です。貿易が盛んなコーチならではの場所ではないでしょうか。

精神的な不調も癒す 
インドには数千年も昔から伝わる「アユールベーダ」と呼ばれるオイルマッサージ式医療が
あります。コーチが発祥の地で、ツボ押しのマッサージとは違い、薬草を混ぜたオイルを使います。ホテルや街中にも施術してもらえる場所があるので、是非トライしてみては。

水の上の別荘
コーチといえば、必ず体験してほしいのが、バックウォーター。町の周辺は水郷地帯で、フェリー等も頻繁に行き来していますが、バックウォーターのツアーはハウスボートで長閑な水郷地帯をのんびりクルージング。ハウスボートはベッドもついていて宿泊もできる、まるで動くホテル。南国の雰囲気たっぷりの中、船で出されるケーララ料理に舌鼓しながら。
 

歌舞伎に通じる
ケーララ州の伝統芸能「カタカリ・ダンス」は、古典文学「マハーバーラタ」などを題材にしたパントマイム(無言劇)。顔の表情や手の動きを使って、動物の動きをダンサーが一つ一つの感情を表現します。役者はすべて男性でまるで歌舞伎のようです。
歌舞伎に通じる
ケーララ州の伝統芸能「カタカリ・ダンス」は、古典文学「マハーバーラタ」などを題材にしたパントマイム(無言劇)。顔の表情や手の動きを使って、動物の動きをダンサーが一つ一つの感情を表現します。役者はすべて男性でまるで歌舞伎のようです。

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