ムシ歯を防ぐフッ素の効果
お子様のフッ素塗布について
フッ素化合物には、歯の表面を硬くし、虫歯になりにくくする作用があります。
これを利用したのが、フッ素塗布での虫歯予防です。
虫歯は歯垢の中の細菌が出す酸が、エナメル質を溶かすことによってできます。
効果
- 耐酸性の向上:フッ素はエナメル質に取り込まれることによって、酸に溶けにくくなります。
- 再石灰化の促進:ごく初期の虫歯は歯垢が取り除かれた状態で回復しますが、フッ素が加わることによってその回復がより早くなります。
- 酸産性の抑制:だ液中の細菌が、酸を産出するのを抑制する効果があります。
フッ素って安全?
みなさんの中には、フッ素は体の害になるのでは?と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
フッ素は、自然界にある生物や水に必ず含まれています。私たちが普段食べている野菜や魚など、飲み物ではお茶やコーヒーなどに含まれています。
もし歯磨き中にフッ素を飲み込んでしまっても、ごく少量ですので、特に問題はありません。ただし、大量に摂取した場合は害になることもありますので、大量の使用にはご注意ください。
いつ頃始めたらいいの?
フッ素洗口やフッ素入りの歯磨き粉の使用は、ぶくぶくうがいの出来るようになる4歳ごろがよいでしょう。
また、利用を特におすすめにしたのが、乳歯から永久歯に生え変わる時期の小学生と中学生のお子様です。生えたての歯は未熟でやわらかく、虫歯になりやすいのです。その反面、フッ素の取り込み率が高いので、効果的に歯質強化が得られます。よって、この時期に積極的に使うことで歯を強くし、虫歯になりにくい歯にします。
歯科医院での塗布のほかに、フッ素入り歯磨き粉などもありますので、あわせて利用して予防しましょう。
加藤歯科医院でも、販売しておりますので、ご利用ください。当院で扱っている歯磨き粉はこちらです。