噛める入れ歯 磁性アタッチメントとは
磁石でがっちり噛める
磁性アタッチメントとは、磁石を利用した治療法です。
自分の歯が数本残っている場合に使用し、米粒大にもならない小型の専用磁石を入れ歯に組み込みます。 そして、残っている歯には金属を埋め込みます。 磁石が引き合う力によって、入れ歯が安定し、通常のものより噛めるようになります。
噛める仕組み
下顎の総義歯に磁石を組み込み、インプラントにも磁性体を組み込んであります。
治療のメリット
- バネや複雑な仕掛け等がないシンプルな構造なので簡単に装着取り外しができます。
- 入れ歯の構造が簡単なので、お手入れが楽に行えます。
- 装着間、使用感が良く、小さく作れるので、異物感が少ないのです。
- 外れにくい構造になっており、噛んだとたんに外れる、口をあけた瞬間に飛び出すといったことがなくなります。
基本的に残っている歯が健康でなければできませんが、総義歯の患者さんでも、インプラントと組み合わせれば十分噛めるようになります。
治療の手順
STEP | イメージ画像 | 手順 |
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1 | 残っている歯(この場合は2本)を支台用に削ります | |
2 | 支台歯に金属を埋め込みます | |
3 | 入れ歯の床にも磁石をはめ込み、人工歯を上に作ります | |
4 | 出来上がった入れ歯を口にはめ込みます。完成! |