残った歯を長持ちさせつつ良く噛める
バネを使わない コーヌスクローネ
クラスプの代わりに、隣接する自前の正常な歯の上部を削って支えをつくり、クローネ(冠)をかぶせ、固定させるのが、このコーヌスクローネです。
1本でも残っていれば使える入れ歯なので、総入歯の一歩手前から部分入れ歯としても広く使えます。
通常のものに比べ、自分の歯を活かした入れ歯なので、歯と入れ歯が一体化し、残った歯への負担を軽減しつつも、しっかりとはまり、噛めるようになります。見かけも自分の歯との違いがわかりにくくなります。
治療のメリット
- バネ(クラスプ)がないために審美性に優れている
- クラスプで固定する場合よりしっかりと固定され義歯の動揺が少ない
- 義歯全体を小さくする事が可能なため違和感が少ない
- 支台歯を負担がクラスプと比べて軽くなる(支台歯に側方力がかからない)
- 物を食べるときの食感がとても良くなり、噛みごたえがある
デメリットとしては、保険が適用されない点や非常に精度の高い補綴物が必要なため、高い技術が必要となる点です。
治療の手順
STEP | イメージ画像 | 手順 |
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1 | 残っている歯(この場合は4本)を支台用に削ります | |
2 | 支台歯に金属の冠を被せます | |
3 | 患者様のお口に合わせた入れ歯を作ります | |
4 | 出来上がったら口にはめ込みます。完成! |